1928年、マーストンの行動モデル
DISCは、アメリカの心理学者ウィリアム・モールトン・マーストン(William Moulton Marston)が1928年の著書 Emotions of Normal People で提案した行動モデルから始まりました。マーストンは、人が周りの環境を味方と見るか敵と見るか、そして自分が環境より強いと感じるか弱いと感じるかで、4つの行動傾向が現れると考えました。これが今のD・I・S・Cです。
マーストンはうそ発見の研究や、コミック「ワンダーウーマン」の生みの親としても知られています。ただ、DISCの質問紙を自分で作ったわけではありません。
診断になるまで
20世紀半ば以降、さまざまな研究者や会社がマーストンのモデルをもとに質問を作り、診断ツールに発展させました。だから「DISC」という名前の診断は世の中にいくつもあり、質問も採点方法もそれぞれ違います。理論そのものは公共の知識で、特定の会社の診断商品の名前はその会社の商標です。DISCTALKはどの会社とも関係なく、質問を自分たちで作った独立したサービスです。
DISCでできること
「結論から聞くほうが楽」のような言葉を見つけさせてくれます。
違う理由を、非難ではなく傾向として話せるようにします。
グループで、お互いに気をつけることを前もって決めやすくします。
強みが行きすぎたときに起こることを前もって知れます。
DISCでできないこと
- 性格のすべては説明しません。価値観、知能、能力、心の健康はDISCの範囲外です。
- 人を選ぶ根拠にはなりません。採用、昇進、評価、診断に使ってはいけません。
- 結果は変わることがあります。自己申告なので、その日の気分、思い浮かべた場面、なりたい自分が答えに混ざります。DISCTALKのような20問の短い診断は、境界にいる人の結果が特に変わりやすいです。
- 誰にでも当てはまるように聞こえることがあります。もっともらしい説明に自分を合わせるより、当てはまる部分とそうでない部分を自分で分けてみて。
4つの軸はどこから来たの?
マーストンは、人が環境に反応するしかたを2つの問いに分けました。環境を味方と見るかどうか、そして自分が環境より強いと感じるかどうかです。手ごわい環境でも自分が強いと感じれば押し進める主導(D)、味方の環境で自分が強いと感じれば人を引き込む社交(I)、味方の環境で合わせていくなら着実な安定(S)、手ごわい環境で合わせていくなら基準を守る慎重(C)になります。
今のDISC診断の名前や説明は、この構造をわかりやすく言い換えたものです。診断ごとに4つの軸の呼び方が少しずつ違うのはそのためです。
よくある質問
DISCは科学的に検証された診断?
DISCは古い行動モデルで、診断ごとに質問も検証の程度も違います。DISCTALKは検証済みの心理測定ツールではなく、自己理解と会話のためのツールです。
MBTIとはどう違う?
MBTIは考え方や判断のしかたの好みを、DISCは外に表れる行動の傾向を見ます。詳しくはDISCとMBTIの違いの記事にまとめています。
DISCTALKの質問はどこから?
ほかの診断から持ってきたのではなく、自分たちで書きました。質問の作り方とスコアの計算方法は「DISCTALKの診断はどう作られたか」ですべて公開しています。