まず、してはいけないこと
結果を受け取って最初にしたくなるのが「あの人はDだからああなんだ」です。これがいちばん多い誤用です。DISCは傾向であって説明ではありません。同じDでも場面によってまったく違う行動をしますし、人はタイプよりずっと大きい存在です。結果は「この人にはこういうやり方が通じやすいようだ」という仮説としてだけ使い、外れたらすぐ捨ててください。採用・評価・昇進の根拠に使うのは、DISC診断を作っている会社自身がしないよう求めていることです。
頼むとき
同じ頼みごとでも、傾向によって届く順番が違います。
結論と期限から。「金曜までにこの部分を頼める?」背景説明は聞かれたらそのとき。
なぜこの仕事が面白いかから。一緒にやる人がいると言うと、より速く動きます。
変わることと変わらないことを一緒に。「やり方はそのままで、この部分だけ追加。」先に言っておくとずっと楽になります。
基準と資料から。「この基準で見ればよくて、資料はここ。」急いで結論だけ投げるとかえって遅くなります。
フィードバックするとき
- 主導タイプには短く明確に。遠回しに言うと伝わらないのではなく、遠回しにされたこと自体をもどかしく感じます。「この言葉はこう聞こえた」がいちばん届きます。
- 社交タイプには良かったことを先に、直すことはひとつだけ。いくつもまとめて渡すと気力が落ちて何も変わりません。
- 安定タイプには別の場で、前もって、ゆっくり。人前での即席のフィードバックは内容に関係なく長く残ります。
- 慎重タイプには根拠と一緒に。「なんとなくそう感じる」は受け取りにくく、「この部分がこの基準に合わない」ならすぐ直します。
決めるとき
チームで決定がいつも遅れたり、いつも覆ったりするなら、傾向の組み合わせを一度見てください。主導タイプが多いと速く決めてよく覆し、安定・慎重タイプが多いと時間がかかって一度決めたら変えません。どちらが良いということではなく、自分たちのチームがどちらかを知れば補うルールを決められます。たとえば「決める前に1日は反対意見を聞く時間」「決めたら2週間は変えない」のようなものです。
チームレポートで見ること
DISCTALKのチームレポートは、メンバーのスコア平均、メインの傾向の分布、そして空いているコーナーを見せます。いちばん役に立つのは空いたコーナーです。慎重タイプが一人もいないチームなら確認役を誰が担うか、社交タイプがいないチームなら雰囲気を誰が見るかを先に決めておくのです。2人から作れて、誰でもリンクを作って送れます。
よくある質問
メンバーの結果を集めて見てもいいですか?
本人が共有した結果だけにしてください。DISCTALKのチームレポートには、自分で診断してリンクから入った人だけが入ります。結果を評価や人事の資料に使うのはできません。
タイプが合わない2人は一緒にできませんか?
ぶつかりやすい組み合わせはありますが、できない組み合わせはありません。どこでぶつかるかを先に知れば、むしろ良いペアになります。ふたりの組み合わせで組み合わせごとに見られます。
チームレポートは何人からですか?
2人から、最大10人までです。人数が少ないほど比率が大きく揺れるという案内が一緒に出ます。